【フランス語学習】songer à の意味と使い方

【フランス語】songer a の意味と使い方
Friend
Alors, comment ça se passe avec ton nouveau collègue, Victor?
Yuki
Victor? Il ne songe qu'à ses intérêts, c'est horrible.

FriendからYukiの新しい同僚Victorについての質問です。

YukiはVictorに対していい印象をもっていません。

それはなぜだかわかりますか?

今回はYukiのセリフに使われている「songer à」という表現について解説します。

songer の意味

まずは「songer」そのものの意味をチェックしましょう。

1. (他動) Avoir quelque chose, quelqu'un dans l'esprit, présents à l'esprit.

2. (他動) Se dire intérieurement, penser que.

3. (自動) Rêver, laisser errer sa pensée.

LAROUSSE

意味は「〜を考える、思い浮かべる、気にかける、念頭にいれる、夢想する、空想にふける」あたりをイメージしてください。

それでは次に今回のイディオム、songer à をみてみましょう。

songer à の意味、使い方&例文

songer à の発音

songer à 🔊

songer à + 物 の意味、使い方

基本的には「penser à」と同じ意味で使えます。「〜のことを思い浮かべる、考える、注意を払う」などと訳せます。

ということで、冒頭の会話はこんな内容でした。

Friend
Alors, comment ça se passe avec ton nouveau collègue, Victor? (それで、新しい同僚のVictorとはどう?)
Yuki
Victor? Il ne songe qu'à ses intérêts, c'est horrible.(Victor? 彼は自分の利益のことしか念頭にないんだよね。最悪だよ。)

ほかにも例文をみてみましょう。

Jusqu’à le dernier mois, je n’avais jamais songé à mon avenir.
先月まで自分の将来について考えることはなかった
Avez-vous songé à émigrer au Canada ? 
カナダに移住することを考えたことはありますか?
Songe bien à ce que tu fais.
自分のしていることをよく考えなさい
Tu n’y songes pas!
本気じゃないよね?

songer à + inf. の意味、使い方

動詞の原形と一緒に使えます。「〜することを考える、〜するつもりである」という意味です。

Mon petit frère songe à étudier en France pour 2ans.
私の弟はフランスに2年間留学しようかと考えている
Avez-vous songé à quitter votre ville?
自分の街を離れることを考えたことはありますか?

songer à と penser à との違いは?

意味としては同じように使えますが、「songer à」を使うほうが少し改まった印象があります。

例えば、

Je songe toujours à la patrie.
祖国に思いを馳せる

このようにちょっと雰囲気をもたせることができるようです。

フランス語名詞 le songe の意味

動詞の「songer」と同じグループの仲間で、名詞の「le songe」があります。

le songeの意味は「夢想、空想、夢」です。

La vie est comme un songe
人生は夢のごとし
"Le Songe d'une nuit d'été"
『真夏の夜の夢』by シェークスピア

【フランス語学習】songer à の意味と使い方のまとめ

今回は、「songer à」という表現についてお話ししました。ポイントは大きく3つありました。

  • 「songer」という動詞は「〜を考える、思い浮かべる、気にかける、念頭にいれる、夢想する、空想にふける」などの意味がある
  • 「songer à 〜」は、「〜のことを思い浮かべる、〜を考える、注意を払う」という意味
  • 「songer à」は「penser à」と同じような意味だが、「penser à」よりは少し改まったイメージをもたせる

訳はいろいろとありますが、コンテクストで微妙なニュアンスの違いが判断できるかと思います。いろいろな文献や記事を読むとそれにも慣れてきますよ。

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