こんな質問にお答えします!
開会式や閉会式のアナウンスや国名の読み上げ、入場や表彰式の時などで流れてくる複数の言語。
英語の他に読まれている言語が何語なのか気になったことありませんか?
実は、英語の他に読まれている言語は「フランス語」なんです!
でもなぜフランス語...?
というわけで今回は、
- オリンピックのアナウンスはなぜフランス語?
- オリンピック・国際オリンピック委員会(IOC)の公用語は何語?
- アナウンス言語の順番は?
についてお伝えします!
オリンピックでフランス語が使われるのはなぜ?
現在、国際語として世界中で使われているは英語です。
ではなぜ、世界の祭典であるオリンピックでは、最初にフランス語が読み上げられるのか不思議に思いますよね。
その理由は「クーベルタン男爵」の貢献にあると言われています。
フランス・パリ出身のピエール・ド・クーベルタン(Pierre de Coubertin, 1863.1.1-1937.9.2)は「近代オリンピックの父」と呼ばれています。
クーベルタンは、一時途絶えた古代オリンピックを近代オリンピックとして復興させた、最大の功労者で、国際オリンピック委員会(IOC)の設立に関わり、五輪のマークも考案しました。
つまり、クーベルタン男爵はオリンピック復興の中心人物で、かつフランス人だったので、フランス語がオリンピックの公用語となったようです。
オリンピック・国際オリンピック委員会の公用語は何語?
オリンピックの公用語は、IOC(国際オリンピック委員会)によって、「フランス語」と「英語」に定められています。
どんな状況で優先的かというと、
フランス語と英語での解釈の違いが発生した場合には、フランス語の解釈を優先する
というものだそうです。
オリンピック言語のアナウンスの順番は?
ということで、私たちに身近なところだと、開会式、表彰式など、オリンピックのアナウンスですね。
言語は次の順番で流れてきます。
- フランス語
- 英語
- 開催国の言語
ですので、前回の東京オリンピックでは
フランス語 → 英語 → 日本語
2024年、今回のパリオリンピックではおそらく
フランス語 → 英語
とこの二言語のみかと思います。(※あくまで予想)
過去のオリンピックの例です。
北京オリンピック(中国)アナウンスの言語
- フランス語
- 英語
- 中国語(北京語)
ロンドンオリンピック(イギリス)アナウンスの言語
- フランス語
- 英語
※イギリスは英語が公用語なのでアナウンスは2言語のみ
リオ・デ・ジャネイロオリンピック (ブラジル)アナウンスの言語
- フランス語
- 英語
- ポルトガル語
オリンピック開会式のアナウンスがフランス語なのはなぜ?言語の順番も解説!のまとめ
今回は、オリンピックのあらゆる場面で耳にする言語についてお話しました。
開催中に読み上げられるのはオリンピックの公用語のフランス語と英語、そして開催国の言語。「フランス語」→「英語」→「開催国の言語」の順番で読み上げられます。
オリンピック関連の英語、フランス語もまとめていますのでぜひ参考にしてみてください。
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