「夢をみる」という意味をもつ、rêver。
日本語でも「夢にみる/夢をみる/夢みる」と、少しの違いで意味が変わってくるのと同じように、フランス語でも決まった言い方があります。
日常会話でも使いやすいので、その使い分けとそれぞれの意味をまとめました。
『自分が使うとしたら』を想定しながら、自分の例文をつくって、どんどん体にしみこませましょう。
rêver
まずは、前置詞をとらない「rêver」からみてみます。
「夢をみた」「〜を夢でみる」
・C'est dernier jours, j'ai beaucoup rêvé.(ここ数日、たくさん夢をみた)
・J'ai rêvé que ma maison était incendie.(家が火事になった夢をみた)
「現実離れした考えをする」
・Il ne faut pas rêver. (夢たいなことを考えてはいけないよ→もっと現実的になったほうがいい、世の中そんなに甘くないよ)
さて、ここからが本題です。
rêver de
まずは仏仏辞典で意味をチェック。
1. rêver d'une personne, d'une chose
Le Nouveau Petit Robert de la langue française
2. souhaiter ardemment
Le Nouveau Petit Robert de la langue française
1.「〜(人やもの)の夢をみる」
ひとつめは、「〜の夢をみる」という意味。早速例文をつくってみます。
・J'ai rêvé de mon ex hier soir, c'était vraiment embarrassant.(昨日の夜、元カレの夢をみた。かなり気まずかった。)
・Que signifie rêver de tomber ? (落ちる夢ってどういう意味?)
2. 「切望する、夢みる」
ふたつめは、憧れの意味も含んだ「夢みる」という意味。
・Mon fils rêve de devenir YouTuber. (息子はYouTuberになることを夢みている)
続けて、前置詞 「à」とくっつく表現をみてみます。
rêver à
penser vaguement à, imaginer
Le Nouveau Petit Robert de la langue française
「ぼんやりと考える、想像する」
心に描く、うつつを抜かす、とか、そういうイメージがあるようです。
・A quoi rêves-tu ? (何をぼんやりと考えてるの?)
・Donne-moi des conseils pour arrêter de rêver à mon ex.(元カレのことを考えてしまうんだ、どうやったら止められるのか教えて!)
まとめ
今回は、夢にまつわる動詞 「rêver」の使い分けについてまとめました。
rêver de:「〜の夢をみる」「切望する、夢にみる」
rêver à:「ぼんやりと考える、想像する」
「夢みる」といっても、実際に睡眠でみるものと、憧れるもの、いろいろとありますよね。
会話を盛り上げられる動詞なので、どんどん使ってみてください。