- 実際に話されている英語の音と、自分が認識している音が違う
- そもそも英語の音を把握していない
このあたりにあると思います。
私個人の外国語学習経験でも同じことがあり、やはり英語の音を正しくインプットしていくことで、リスニングがぐんと楽になりました。
というわけで今回は、リスニング・ヒアリング力を伸ばすためにオススメの参考書をご紹介します。
「耳慣らし英語リスニング 2週間集中ゼミ」小川直樹 監修・執筆
2週間の短期集中で英語の発音の全体像が学べる本。
通常、リスニングの参考書は音を単語単位で学ぶことが多いのですが、この本は「文単位」で学ぶことができるのがポイント!
実際に使われる形で音を学び、リピートの練習ができるので、実践でも聞きやすくなります。
母音や子音だけでなく、音声変化、強弱、リズムやイントネーション、短縮形や、イギリス英語・アメリカ英語の違い、カタカナの外来語の発音などもしっかり学べます。
「英語リスニングの鬼100則」米山明日香著
リスニング力を上げるために大事なのは、まず英語の音を知ることです。
本書は、英語の音をひとつずつ詳しく解説してあり、ディクテーションなど音を聞き分けるため実用的な練習が満載です。
本は厚めですが、例えば1音4ページの内、解説は1ページ半長くても2ページ、残りの2ページが練習問題という割合ですので、練習問題を多くこなして感覚を掴みたい方にオススメです。
音声変化
音がつながったり、一部消えてしまったりなど、単語を続けて言うことで音が変化することがあります。それを音声変化と言います。
こちらの参考書でも音声変化についてしっかりと解説してあり、練習問題もあります。実際にこのような流れで進めると良いと思います。
- まずは、音声変化にどんなものがあるのかを確認
- その変化が含まれたいろんな例文を聞いて、パターンに慣れていく
文字の情報と聞こえてくる音が違うために、英語が聞き取れないということがよくあります。それが音声変化が原因であることも大きいですので、音声変化をおさえておくことをオススメします。
世界の英語
アメリカ、イギリス、オーストラリアなどの英語圏の英語の特徴のみならず、英語圏以外の英語話者の発音の特徴と実際の音声を確認できる点も面白いです。
世界の英語話者の約75%~80%は英語のネイティブスピーカーではないと言われています。
「英語耳 発音ができるとリスニングができる」松澤 喜好 著
発音リスニング分野で、20年近く高い人気を誇る本。
改訂3版では、現代の生活に合わせて内容が更新されています。ひとつひとつの音もしっかり解説、練習もでき安定の名著です。
英語リスニング練習におすすめの教材・参考書のまとめ
今回は、英語リスニングスキルを上げるための教材を紹介しました。
英語が聞き取れない、ついていけない理由の大きな理由のひとつが、「英語の音」を認識していない、慣れていないということです。
まずは改めて英語の音に聞き慣れて、早い段階から音声変化などをしっかりとおさえておきましょう。