こんな質問にお答えします。
初級から英語をやり直すなら、まずは基本となる1,000〜2,000語程度を覚えることから始めてみましょう。
私個人としては、まず文法書に出てきている単語や単語の組み合わせを確実に覚え、足りないところを単語集でカバーするという方法をおすすめしています。
というわけで今回は、
- 初級・初心者向けのおすすめの英単語参考書
- 英単語を覚えるコツ【英語初心者向け】
をご紹介します!
使い勝手など、「続けて取り組めそう!」と思うものを試してみてくださいね。
新ゼロからスタート英単語 BASIC1200 成重 寿/妻鳥千鶴子
使用頻度が高い単語を集めてありますので、出てくる単語をしっかりとおさえていくことで英語が使えることに繋がります。
give, get, have, takeなど本当によく使う超基本動詞から中学英単語プラスαの生活語1200語を厳選。
メインの単語とよく使う組み合わせの単語、表現や言い回しも紹介。
16のテーマに分かれた生活関連単語はイラスト付きで、イメージもつきやすく覚えやすいのがポイント。
音声はダウンロードできるので、通勤・通学時間やスキマ時間で復習ができます。
毎日の英単語 James M. Vardaman ジェームス・M・バーダマン
カバーしているのは約2,000語。
これをマスターすれば英語ネイティブの日常会話に出てくるほぼ90%を身に付けたことになるとのこと。
私がこの本をおすすめしたいのは「実際に使われている形」で覚えられるようになっているということ。
例えば「多めの朝食を取る」という表現。
正解は「have a heavy breakfast」ですが、ありがちなのが「take」にしてしまうこと。
この単語帳は、「多めの朝食を取る」「IDカードを見せる」など限りなく実践に近い形でメイン単語紹介されています。
「単語単体では覚えてるんだけど、いざ会話となると言いたい表現が出てこない」という方におすすめです。
「究極の英単語 SVL Vol.1 初級の3000語」アルク
508例文を紹介、それぞれの例文で使われている重要単語がひとつずつ紹介されています。
レベルは初級ですが例文は大人の日常会話で使えるものばかりです。
ただし、単語ひとつひとつに異なる例文が紹介されているわけではないので、
その単語の使い方をより詳しく知りたければ、英辞郎やCambridge Dictionaryなど、辞書の例文で使い方を確認してみると良いと思います。
NGSL(New General Source List)
「必要な単語をリストでさっと確認したい」方におすすめ。
2013年に発表された単語リストで、日常会話、映画やテレビ、ラジオなどで使われている単語の約92%をカバーしていることが発表されています。
元々は、1953年にイギリスの言語学者マイケルウェストによって発表された頻出英単語リストがGSL(general service list)というもので、よく使われる英単語が約2,000語掲載されています。ただ、時代もリソースも変わってきたので2013年に更新され、単語数も2,800語と増えました。
NGSL公式サイト:ダウンロードページ
※ダウンロードするのは 1) です。
基礎単語として、このリストで覚えてしまってもよいと思います。
リストに目を通して日本語訳を確認し、単語を使った例文をさっとつくってみましょう。
例文をつくるのが難しいと感じたら、辞書などで例文を確認しておくと、「英会話で使える」に近づきます。
Globify(グロビファイ)英単語帳ツール
英語で最もよく使われる3,000語は、話し言葉や書き言葉の95%をカバーしています。
Globify(グロビファイ)を使えば、その大事な3,000単語を動画や画像で学べます。
複数の例文を通して、文脈に合った学習ができるのもおすすめポイント。
「どんな状況で使えるのか」を動画や画像で確認できれば、実際に使うときにも単語が出てきやすいです。
さらに、最適な学習間隔が設定されているので、長期的に単語を覚えることができます。リマインダー機能を活用して、単語学習を忘れずに続けられます。
英単語を覚えるコツ【初心者向け】
英単語を覚えるコツは、実際に文の中で使われている形、つまり例文の中で意味を確認することです。
なぜなら、実際の会話では単語だけで会話を進めていくことはほぼないからです。
例えば、dinner = 夕食 という単語。
実際の会話では「dinner!」とだけ言うことは極稀のケースです。
ほとんどの場合、「dinnerをどうする」「dinnerがどうなんだ」という表現で使いますよね。例文をチェックするとこれが見えてきます。
例えば...
I had an early dinner last night. (昨晩は早めに夕食をとった)
dinnerの前後を観察すると、
I had an early dinner last night. (昨晩は早めに夕食をとった)
こんな組み合わせが見つかります。
このように自分自身で確認して納得した上で、例文を音読すると記憶に残りやすくなります。
dinnerを使った様々な表現を確認することができます。
- prepare dinner( 夕食をつくる)
- have dinner(夕食をとる)
- go out for dinner(夕食に出かける)
- an early dinner(早めの夕食)
このように、dinnerがどうなんだ・dinnerをどうする系の表現を得ることができます。
英単語学習におすすめの教材・参考書【初級・初心者向け】のまとめ
今回は、初級レベルから英語をやり直したい方へ、英単語学習におすすめの教材をご紹介しました。
教材のスタイルはいろいろとありますので、「初級・初心者」などと書いてある英単語参考書をいくつか見てみてあなたが「使いやすそう」と思うものを見つけて下さい。
基礎の単語はレベルが上がっても必ず使います。初級の単語でも日常会話で頻繁に登場しますので、例文の中で使い方を確認するのがおすすめです。
実際にあなたが使うならどう使うのか?を意識しながら、単語の意味とイメージをおさえていきましょう!