
こんな質問にお答えします。
初級から英語をやり直すなら、まずは基本となる2,000語前後を覚えることから始めてみましょう。
私個人としては、まず文法書に出てきている単語や単語の組み合わせを確実に覚え、足りないところを単語集でカバーするという方法をおすすめしています。
というわけで今回は、
- 初級・初心者向けのおすすめの英単語参考書
をご紹介します。
「実際にこの単語を使う場面はどんなとき?」と想像しながら、教材の例文で使い方を確認しながら学んでいきましょう。
ゼロからスタート英単語1400語
使用頻度が高い単語を集めてありますので、出てくる単語をしっかりとおさえていくことで英語が使えることに繋がります。
単語をそのものを覚えるのではなく、よく使う単語の組み合わせも幅広く紹介してあります。例文を読んで単語のもつイメージを確認しながら覚えていきましょう。
「究極の英単語 SVL Vol.1 初級の3000語」アルク
508例文を紹介、それぞれの例文で使われている重要単語がひとつずつ紹介されています。レベルは初級ですが例文は大人の日常会話で使えるものばかりです。
使える例文を覚えていく過程で、単語も確実に覚えていきたいというスタイルですね。
ただし、単語ひとつひとつに異なる例文が紹介されているわけではないので、その単語の使い方をより詳しく知りたければ、英辞郎やCambridge Dictionaryなど、辞書の例文で使い方を確認してみると良いと思います。
NGSL(New General Source List)
単語帳参考書の形が苦手な方は、こちらのリストを見てみて下さい。
2013年に発表された単語リストで、日常会話、映画やテレビ、ラジオなどで使われている単語の約92%をカバーしていることが発表されています。
元々は、1953年にイギリスの言語学者マイケルウェストによって発表された頻出英単語リストがGSL(general service list)というもので、よく使われる英単語が約2,000語掲載されています。ただ、時代もリソースも変わってきたので2013年に更新され、単語数も2,800語と増えました。
NGSL公式サイト:ダウンロードページ
※ダウンロードするのは 1) です。
基礎単語として、このリストで覚えてしまってもよいと思います。
リストに目を通して、日本語訳を確認し、
- 実際にどういう例文がつくれるかピンとこないもの
などは、抜き取って辞書などで例文を確認して使えるようにしましょう。
英単語を覚えるコツ【初心者向け】
英単語を覚えるコツは、実際に文の中で使われている形、つまり例文の中で意味を確認することです。
ですので、受験のときのように「単語と意味」のセットをひたすら覚えるのはもう止めましょう!
なぜなら、実際の会話では単語だけで会話を進めていくことはほぼないからです。
例えば、dinner = 夕食 という単語。実際の会話では「dinner!」とだけ言うことは極稀のケースです。
ほとんどの場合、「dinnerをどうする」「dinnerがどうなんだ」という表現で使いますよね。例文をチェックするとこれが見えてきます。
例えば...
I had an early dinner last night. (昨晩は早めに夕食をとった)
dinnerの前後を観察すると、
I had an early dinner last night. (昨晩は早めに夕食をとった)
こんな組み合わせが見つかります。

このように自分自身で確認して納得した上で、例文を音読すると記憶に残りやすくなります。

dinnerを使った様々な表現を確認することができます。
- prepare dinner( 夕食をつくる)
- have dinner(夕食をとる)
- go out for dinner(夕食に出かける)
- an early dinner(早めの夕食)
このように、dinnerがどうなんだ・dinnerをどうする系の表現を得ることができます。
英単語学習におすすめの教材・参考書【初級・初心者向け】のまとめ
今回は、初級レベルから英語をやり直したい方へ、英単語学習におすすめの教材をご紹介しました。
教材のスタイルはいろいろとありますので、「初級・初心者」などと書いてある英単語参考書をいくつか見てみてあなたが「使いやすそう」と思うものを見つけて下さい。
基礎の単語はレベルが上がっても必ず使います。初級の単語でも日常会話で頻繁に登場しますので、例文の中で使い方を確認するのがおすすめです。
実際にあなたが使うならどう使うのか?を意識しながら、単語の意味とイメージをおさえていきましょう!