日本語で「2024年11月16日日曜日」と月日付の書き方や順番が決まっているように、英語にもルールがあります。
さらに同じ英語でもアメリカ式とイギリス式があり、その書き方や順序が違うので注意が必要です。
というわけで今回は、
- 英語の日付・年号(西暦)・曜日の書き方や順番のルール
- アメリカ式とイギリス式の違い
- 曜日や月日の省略形一覧
などについて解説します。
この記事を読めば、サイトの英語を読むときやメールのやりとりや論文を書いたりする時でも、混乱することが少なくなりますよ。
英語で曜日・日付・年号の書き方や順番は?
英語の日付の書き方には種類があります。
どのような場面でその日付表示を使いたいのかによって、書く順番や書き方が違ってきます。
その基準が次のポイントです。
- アメリカ式かイギリス式か
- カジュアルかフォーマルか
アメリカ式かイギリス式か
アメリカ式かイギリス式かで、月日の順番が違います。
例えば「3/6/2025」という日付は、何月何日のことでしょうか?
実は、一方では2025年3月6日のこと、もう一方では6月3日のことを意味します。
メールなどやり取りをする相手の英語が何式かが分かってる場合は、相手に合わせると誤解が生じにくいです。
カジュアルかフォーマルか
カジュアルかフォーマルかという判断は、書き方がより複雑になればなるほどフォーマルな形になります。例えば、省略形を使わずに数字をアルファベットで書いていくのが最もフォーマルです。
アメリカ英語での曜日・日付・年号(西暦)の書き方・順番
アメリカ式では次の順番で記述します。
Thursday, March 6, 2025
(木曜日 3月6日 2025年)
順番は「曜日→月→日→年」!
書く時に注意したいのが「, (コンマ)」と「半角スペース」を入れることです。
フォントによっては、半角スペースが認識しにくいこともあると思いますが、しっかりと意識して書きましょう。
ここを意識することで、正しい英語を書くことにつながります。
アメリカ英語式の日付の書き方バリエーション
省略形を使わない・情報をすべて書く、ということで下にいけばいくほど丁寧でフォーマルな印象があります。
- Mar 6
- March 6
- March 6, 2025
- Thursday, March 6, 2025
イギリス英語での曜日・日付・年号(西暦)の書き方・順番
イギリス英語式では次のとおりに記述します。
Thursday, 6 March 2025
(木曜日 6日3月 2025年)
順番は、「曜日→日→月→年」!
オーストラリアでも基本的にはイギリス英語と同じように書くようです。
コンマや半角スペースも、アメリカ式と違うのでチェックしておきましょう。
最初から完璧に覚えようとすると大変ですが、あなたが使うことが多いであろう方を覚えるのがおすすめ。
イギリス英語式の日付の書き方バリエーション
省略形を使わない・情報をすべて書く、ということで下にいけばいくほど丁寧でフォーマルな印象があります。
- 6 Mar
- 6 March
- 6 March 2025
- 6th March 2025
- the 6th of March 2025
- the 6th of March, 2025
最後の2つはよりフォーマルな言い方で「theとof」を使っています。イギリス英語式の特徴でもあります。
ビジネス・フォーマルな場面での日付の書き方
ビジネスでは、例えば納期や契約書など日付の誤解が生じると大変なことになることがあります。
それを避けるための安全策のひとつとして、月をスペルで書くという方法があります。
2025年3月6日であれば次のように書きます。
- March 6, 2025(アメリカ式)
- 6 March 2025 もしくは 6th March 2025(イギリス式)
この方法だと、相手が何式の英語を使うのかに関わらず、混乱を避けることができますよね。
ちなみに、Octoberの最初は必ず大文字です。文中に出てきても月は必ず大文字で始めることを覚えておきましょう。
また、最もフォーマルな書き方は、日付を全てスペルアウト(アルファベットで書き出す)した形になります。
2025年3月6日は、the sixth of March 2025と書きます。
記号(スラッシュ・ハイフン・ピリオド)を使った英語の日付の書き方
記号を使った日付表記も見たことありませんか?
例えば、
- スラッシュ( / )
- ハイフン( - )
- ピリオド( . )
これらの記号を使って、数字や省略形で簡単に日付を表すこともできます。
スラッシュ(/)を使った日付の書き方
2022年10月7日を、アメリカ式とイギリス式で表記してみます。
2025年3月16日 | |
アメリカ英語(月/日/年) | イギリス英語(日/月/年) |
03/16/25 | 16/03/25 |
03/16/2025 | 16/03/2025 |
MM/DD/YYYY | DD/MM/YYYY |
最後のアルファベットの表記は、書類やウェブサイトやPCの日付表示設定などで見ることがあると思います。
M、D、Yの意味は次のとおりです。
- M: Month(月)
- D: Day(日)
- Y: Year(年)
ハイフン(-)を使った日付の書き方
アメリカ英語(月/日/年) | イギリス英語(日/月/年) |
03-16-25 | 03-16-25 |
03-16-2025 | 03-16-2025 |
ピリオド(.)を使った日付の書き方
アメリカ英語(月/日/年) | イギリス英語(日/月/年) |
03.16.25 | 03.16.25 |
03.16.2025 | 03.16.2025 |
英語の月日の読み方
書いてある日付を声に出して読むとき、注意が必要なのでお伝えします!
例えば「7月10日」の読み書きは下記のとおりです。
アメリカ英語 | イギリス英語 | |
書き方 | July 10 | 10th July |
読み方 | July tenth | the tenth of July |
英語の日の書き方・読み方一覧(1日〜31日)
基本的に日付は「the + 序数」の形で表します。
注意したいのが赤字で書いている「1,2,3が付く日」です。
ちょっとした注意ですぐに慣れますので、記憶があいまいだった人はこの記事で覚えてしまいましょう!
日にち | 英語での書き方(序数) | 読み方 |
1日 | 1st | first |
2日 | 2nd | second |
3日 | 3rd | third |
4日 | 4th | fourth |
5日 | 5th | fifth |
6日 | 6th | sixth |
7日 | 7th | seventh |
8日 | 8th | eighth |
9日 | 9th | ninth |
10日 | 10th | tenth |
11日 | 11th | eleventh |
12日 | 12th | twelfth |
13日 | 13th | thirteenth |
14日 | 14th | fourteenth |
15日 | 15th | fifteenth |
16日 | 16th | sixteenth |
17日 | 17th | seventeenth |
18日 | 18th | eighteenth |
19日 | 19th | nineteenth |
20日 | 20th | twentieth |
21日 | 21st | twenty-first |
22日 | 22nd | twenty-second |
23日 | 23rd | twenty-third |
24日 | 24th | twenty-fourth |
25日 | 25th | twenty-fifth |
26日 | 26th | twenty-sixth |
27日 | 27th | twenty-seventh |
28日 | 28th | twenty-eighth |
29日 | 29th | twenty-ninth |
30日 | 30th | thirty |
31日 | 31st | thirty-first |
英語の月の略し方 一覧
アメリカ式とイギリス式の例にもあるように、カジュアルなスタイルでは月の名前も省略形で表します。
アメリカ英語(月/日/年) | イギリス英語(日/月/年) |
Oct. 7, 2025 | 7 Oct. 2025 |
May 7, 2025 ※ | 7 May 2025 ※ |
※ 省略形のない月の場合はそのまま全て表記します。
月名 | 英語 | 省略形 |
1月 | January | Jan. |
2月 | February | Feb. |
3月 | March | Mar. |
4月 | April | Apr. |
5月 | May | May ※省略なし |
6月 | June | June ※省略なし |
7月 | July | July ※省略なし |
8月 | August | Aug. |
9月 | September | Sept. |
10月 | October | Oct. |
11月 | November | Nov. |
12月 | December | Dec. |
原則、May、June、Julyは省略しません。
ただ、図表などスペースが限られている場合は、ピリオドなしで最初の3文字を表記することがあるようです。
英語の年号の読み方
英語の年号の読み方は日本語とは違いますが、コツを掴めば難しくはありません。
ポイントは、2つに分けることです。
例えば、
- 1885年→ 18と85に分ける → eighteen eighty five
- 1939年→ 19と39に分ける → nineteen thirty nine
- 1906年→ 19と06に分ける → nineteen oh six※0はzeroではなく、o(アルファベットの"オー"と発音)
- ちょっと応用で、1900年はnineteen hundred → 19と100 に分けます
2000年以降はちょっと注意が必要です。
- 2000年 → 2000 → two thousand
- 2009年 → 2000 + 9 → two thousand and nine もしくは 20 09 → twenty oh nine
- ※ 20 09 (twenty nine)と分けて言ったつもりでも、相手には29に聞こえてしまうので注意
- 2010年 → 2000 + 10 → two thousand and ten もしくは 20 10 → twenty ten
- 2025年 → 2000 + 25 → two thousand and twenty five もしくは 20 25 → twenty twenty five
このように、いくつかの読み方が可能ですが、少しずつ「2025→twenty twenty five」の言い方が多くなっている印象があります。他の年代と同じような言い方ですね。
英語の日付で前置詞を使った例文
最後に、上の日付の書き方を使っていろいろな文をつくってみましょう。
Our color sample should arrive on December 10th. |
カラーサンプルは12月10日にそちらへ届く予定です。 |
I will check it and get back to you by December 15th. |
確認して12月15日までに連絡します。 |
by(までに)は日付と一緒によく使う前置詞です。似たような単語でuntilがあります。byとuntilの違い・使い分けの記事にまとめていますので、不安な場合は一緒におさえておきましょう。
英語の日付や曜日の書き方・順番は?アメリカ式とイギリス式も比較!のまとめ
今回は、英語での日付の書き方を、アメリカ英語とイギリス英語に分けながらお伝えしました。いろいろな書き方をご紹介しましたが、まずは、
- アメリカ英語式:曜日→月→日→年
- イギリス英語式:曜日→日→月→年
月日の順番が違うことをおさえておきましょう。カジュアルでもフォーマルでも、この順序は変わりません。
さらに、書き方を省略すればするほどカジュアルな言い方になります。
またビジネスなどの場面では、月と日が誤解されないように、月をアルファベットで書くことをおすすめします。