

日本語で「2020年11月16日月曜日」と月日付の書き方や順番が決まっているように、英語にもそのルールはあります。
ただ、同じ英語でもアメリカ式とイギリス式があって、その書き方や順序が違うんです。
というわけで今回は、
- 英語の日付・年号(西暦)・曜日の書き方や順番のルール
- アメリカ式とイギリス式の違い
- 曜日や月日の省略形一覧
などについて解説します。
この記事を読めば、サイトの英語を読むときや、メールのやりとりや論文を書いたりする時でも混乱することが少なくなります。
英語で曜日・日付・年号の書き方・順番は?

英語の日付の書き方にはいろいろな種類があります。
どのような場面でその日付表示を使いたいのかによって、書く順番や書き方が違ってきます。
そのときに大事なのが次の2つのポイントです。
- アメリカ式かイギリス式か(→ 順番が違う)
- カジュアルかフォーマルか(→ 書き方が違う)
アメリカ式かイギリス式かで書く順番が違ってくるので、例えばメールのやりとりなどをする場合は、読む時も書く時も注意が必要です。
カジュアルかフォーマルかという判断は、書き方がより複雑になればなるほどフォーマルな形になります。例えば省略形を使わずに数字をアルファベットで書いていくのが最もフォーマルです。
ひとつずつ詳しくみていきましょう。
アメリカ英語での曜日・日付・年号(西暦)の書き方
例えば、「2020年10月7日水曜日」とアメリカ英語式で書くときはこのようになります。
このように、「曜日→月→日付→年」となります。日にちより必ず月が先に来ます。
また、「, (コンマ)」と「半角スペース」を入れることも大事なので覚えておきましょう。分かりにくいので書いてみます。
フォントによっては、半角スペースが認識しにくいこともあると思いますが、しっかりと意識して書きましょう。
ここを意識することで、正しい英語を書くことにつながります。
私はこの徹底をしていなかったので、ドイツのインターン先のボスが業を煮やし「コンマの後は半角スペース空ける!」とご指摘いただきました...。
読み手への配慮にもなりますので、慣れるまでは意識的に気をつけてみてくださいね。
そのほか、アメリカ英語式の日付の書き方です。
- Oct 7
- October 7
- October 7, 2020
- Wednesday, October 7, 2020
イギリス英語での曜日・日付・年号(西暦)の書き方
次に、「2020年10月7日水曜日」とイギリス英語式で書くときはこのようになります。
Wednesday, 7 October 2020
または、Wednesday the 7th of October, 2020
イギリス英語の書き方だと、「曜日→日にち→月→年」となります。オーストラリアでも基本的にはイギリス英語と同じように書くようです。
「, コンマ」使い方もアメリカ英語式とは違います。また、「the と of 」を使うこともあります。
そのほかにも、次のようにイギリス英語式での日付を表すことができます。
- 7 Oct
- 7 October
- 7 October 2020
- 7th October 2020
- the 7th of October 2020
- the 7th of October, 2020
最後の2つはよりフォーマルな言い方になります。「theとof」を使っています。この言い方をする時は、theとofの両方を使う必要がありますので気をつけましょう。
インターナショナルスタンダード
アメリカ式とイギリス式をお互いに使うことで日付を誤解してしまうことを避けるために、インターナショナルスタンダードも設定されています。
インターナショナルスタンダードでの書き方は、「年→月→日」という順番です。つまり、私たちが日本語で使用している順番と同じですね。
2020年10月7日をインターナショナルスタンダードで書くとこうなります。
- 2020-10-07
- 2020 October 7
記号(スラッシュ・ハイフン・ピリオド)を使った英語の日付の書き方

記号を使って日付が書いてあるのも見たことがあるのではないでしょうか。
上でお伝えした書き方のほかに、下の記号を使って数字や省略形で簡単に日付を表すこともできます。
- スラッシュ( / )
- ハイフン( - )
- ピリオド( . )
気をつけたいポイントは、どの記号を使っても「アメリカ英語(月→日→年)」「イギリス英語(日→月→年)」というルールで書くということです。
スラッシュを使った日付の書き方
一番目にすることがあるのは「 / (スラッシュ)」ではないでしょうか。2020年10月7日を、アメリカ式とイギリス式で表記してみます。
2020年10月7日 | |
アメリカ英語(月/日/年) | イギリス英語(日/月/年) |
10/07/20 | 07/10/20 |
10/07/2020 | 07/10/2020 |
MM/DD/YYYY | DD/MM/YYYY |
最後のアルファベットの表記は、書類やウェブサイト、PCの日付表示設定などで見ることがあると思います。
M、D、Yの意味は次のとおりです。
D: Day(日)
Y: Year(年)
知っておくと便利です。
ハイフンを使った日付の書き方
アメリカ英語(月/日/年) | イギリス英語(日/月/年) |
10-07-20 | 07-10-20 |
10-07-2020 | 07-10-2020 |
ピリオドを使った日付の書き方
アメリカ英語(月/日/年) | イギリス英語(日/月/年) |
10. 07. 20 | 07.10.20 |
10. 07.2020 | 07.10.2020 |
月の省略形も使った日付の書き方
アメリカ英語(月/日/年) | イギリス英語(日/月/年) |
Oct. 07, 2020 | 7Oct2020 |
― | 7-Oct-20 |


ビジネス・フォーマルな場面での日付の書き方

ビジネスでは、例えば納期や契約書など日付の誤解が生じると大変なことになることがあります。
それを避けるための安全策のひとつとして、月をスペルで書くという方法があります。
2020年10月7日であれば次のように書きます。
- October 7, 2020(アメリカ式)
- 7 October 2020 もしくは 7th October 2020(イギリス式)
この方法だと、相手が何式の英語を使うのかに関わらず、混乱を避けることができますよね。
ちなみに、Octoberの最初は必ず大文字です。文中に出てきても月は必ず大文字で始めることを覚えておきましょう。
また、最もフォーマルな書き方は、日付を全てスペルアウト(アルファベットで書き出す)した形になります。
2020年10月7日は、the seventh of October 2020と書きます。
英語の月の略し方

アメリカ式とイギリス式の例にもあるように、カジュアルな言い方では月の名前も省略形で表します。
一覧表で確認しましょう。
月名 | 英語 | 省略形 |
1月 | January | Jan. |
2月 | February | Feb. |
3月 | March | Mar. |
4月 | April | Apr. |
5月 | May | Mayのまま ※省略なし |
6月 | June | Jun. |
7月 | July | Jul. |
8月 | August | Aug. |
9月 | September | Sep. |
10月 | October | Oct. |
11月 | November | Nov. |
12月 | December | Dec. |
英語の日付の書き方(1日〜31日)

日付は基本的に「the + 序数」で表します。
注意したいのが赤字で書いている「1,2,3が付く日」です。
たまに、日本で3周年記念!を「3th anniversary!」と書いているポスターなどを見かけたりします。意味は通じるのですが、ちょっとした注意ですぐに慣れますので、記憶があいまいだった人はこの記事で覚えてしまいましょう!
日にち | 英語での書き方(序数) | 読み方 |
1日 | 1st | first |
2日 | 2nd | second |
3日 | 3rd | third |
4日 | 4th | fourth |
5日 | 5th | fifth |
6日 | 6th | sixth |
7日 | 7th | seventh |
8日 | 8th | eighth |
9日 | 9th | ninth |
10日 | 10th | tenth |
11日 | 11th | eleventh |
12日 | 12th | twelfth |
13日 | 13th | thirteenth |
14日 | 14th | fourteenth |
15日 | 15th | fifteenth |
16日 | 16th | sixteenth |
17日 | 17th | seventeenth |
18日 | 18th | eighteenth |
19日 | 19th | nineteenth |
20日 | 20th | twenty |
21日 | 21st | twenty-first |
22日 | 22nd | twenty-second |
23日 | 23rd | twenty-third |
24日 | 24th | twenty-fourth |
25日 | 25th | twenty-fifth |
26日 | 26th | twenty-sixth |
27日 | 27th | twenty-seventh |
28日 | 28th | twenty-eighth |
29日 | 29th | twenty-ninth |
30日 | 30th | thirty |
31日 | 31st | thirty-first |
英語の日付で前置詞を使った例文

最後に、上の日付の書き方を使っていろいろな文をつくってみましょう。
Our color sample should arrive on December 10th. |
カラーサンプルは12月10日にそちらへ届く予定です。 |
I will check it and get back to you by December 15th. |
確認して12月15日までに連絡します。 |
by(までに)は日付と一緒によく使う前置詞です。似たような単語でuntilがあります。byとuntilの違い・使い分けもおさえておきましょう。
英語の日付や曜日の書き方・順番は?アメリカ式とイギリス式も比較!のまとめ
今回は、英語での日付の書き方を、アメリカ英語とイギリス英語に分けながらお伝えしました。
- アメリカ英語式:曜日→月→日→年
- イギリス英語式:曜日→日→月→年
というポイントをおさえておきましょう。
カジュアルでもフォーマルでも、この順序は変わりません。書き方を省略すればするほどカジュアルな言い方になります。
またビジネスなどの場面では、月と日が誤解されないように、月をアルファベットで書くことをおすすめします。