今回はこのような質問にお答えします。
イギリスの空港に到着して地下鉄でホテルまで移動するとき、アメリカ英語では見慣れないイギリス英語特有の単語や表現を見かけます。
到着してすぐに分からない単語に遭遇すると、旅の疲れもあってどっと疲れてしまうかもしれません。
というわけで今回は、
- ロンドンの地下鉄で見かけるイギリス英語
- イギリスの交通機関で見かけるイギリス英語一覧
をアメリカ英語と比較しながらご紹介します!
滞在中のストレスを少しでも少なくすることができますよ。
イギリス旅行や留学を考えている方は、出発前にぜひチェックしておいてください。
イギリスの空港や飛行機で見かけるイギリス英語もあわせて確認しておくと安心ですね。
ロンドンの地下鉄で使われているイギリス英語
まずヒースロー空港に着いたら、地下鉄か電車で中心街やホテルに移動する方が多いと思います。
ロンドンの地下鉄などの交通機関では、私たちが学校で習ったアメリカ英語とは違う単語が使われているんです。
とりあえずこれを覚えておくと安心!という英語は
- way out
- mind
です。
ひとつずつ解説しますね。
ロンドンの地下鉄・電車の出口は「Way out」
ロンドンの地下鉄・電車の出口の案内は「Exit」ではなく、「Way out」という言葉が使われています。
黄色の文字は遠くでも目立って助かります。
ただし、駅によってはこのように個性的な表示もあるので、やはり表現として「出口=Way out」は必須で覚えておいたほうがいいと思います。
そのほか、ロンドン地下鉄で使われるイギリス英語とアメリカ英語一覧です。
日本語 | イギリス英語 | アメリカ英語 |
地下鉄 | underground, tube (※1) | subway (※2) |
地下鉄の駅 | tube station | subway station |
出口 | way out | exit |
ホーム・線 | platform | track |
降りる・下車する | alight (※3) | get off |
(※1)正式名称はunderground、会話では愛称のtube(チューブ)がよく使われる
(※2)イギリス英語でsubwayというと、地下歩道のことを指す
(※3)例えば、車内アナウンスで「Alight here for Earl's Court exhibition centre.(アールズコートエキシビジョンセンターへはこちらで下車ください)」などと流れる
MINDの使い方① ロンドン地下鉄名物 『MIND THE GAP』
イギリスの地下鉄に乗ると、何度も(本当に何度も)耳にし、目にするのが、
「MIND THE GAP」というこの表現です。
ここでの動詞の「mind」は、「〜に注意する、気をつける」という意味。つまり、「すき間に気をつけてください」というアナウンスです。
列車とホームの間に足を挟まれないようお気をつけください。
地下鉄構内では、このアナウンスがよく流れてきます。
「mind」という動詞は「構う、気にする、迷惑かと思う」などで覚えているかと思います。例えば、Would you mind if I smoke? (たばこを吸っていいですか?)などです。
「mind= 〜に注意する」という使い方は、イギリス英語的な表現なんだそうです。「Mind the gap」をアメリカ英語でいうと、「Watch your step」あたりでしょうか。
ロンドン地下鉄の「gap(すき間)」は本当に広くて、日本とは比になりません。何度もMIND THE GAPと言われるのも納得。
よく見てなくて足がはまったりする人を何度見かけました。
ロンドンの地下鉄に乗るときは、毎回足元に気をつけて乗ってください。
MINDの使い方② PLEASE MIND YOUR HEAD
足元もさることながら、あわせて気をつけたいのが、頭上です。
これはバスの中。「Please mind you head = 頭上にお気をつけください」という意味です。
これはロンドンの地下鉄車内。写真でも分かりますが、車両の高さはとっても低いです。
ドア付近に立っている人たちは首を少し曲げていますよね。
その上、ドアは勢いよく閉まります。
なので、満員電車のときは特に、足元と頭と両方mindしながら乗車してください。
イギリス交通機関で見かけるイギリス英語単語
日本語 | イギリス英語 | アメリカ英語 |
鉄道 | railway | railroad |
電車の駅 | railway station (※4) | train station |
車両 | carriage, car | car |
片道切符 | single ticket | one-way ticket |
往復切符 | return ticket | round ticket |
遺失物取扱所 | lost property | lost and found |
長距離バス | coach | long-distance bus |
(※4)最近では、train stationもよく使われるそうです
ロンドン地下鉄やイギリス交通機関でみかけるイギリス英語まとめ
今回は、イギリスに到着してからみかける、ぜひおさえておきたいイギリス英語をご紹介しました。
- way out = 出口
- Mind the gap = 隙間にご注意ください
はぜひ覚えておきましょう!
特に「出口」は日本でも「Exit」という単語を見かけるので探してしまうのですが、地下鉄構内では見つかりません。「Way out」はぜひ知っておきたい単語です。
ロンドン地下鉄は複雑なように見えますが、乗り換えや出口の案内を見つけてそれに沿って歩けば必ずたどり着きますので大丈夫ですよ。