【イギリス英語vsアメリカ英語】単語のスペルの違いに特徴はある?

【イギリス英語vsアメリカ英語】単語のスペルの違いに特徴はある?
「theatre」と「theater」って同じ単語?イギリス英語とアメリカ英語のスペルの違いってあるの?

今回は、このような質問にお答えします。

結果から言うと「theatre」と「theater」は同じ「劇場」を意味します。語尾のスペルが違うだけです。

上の写真はロンドンの国立劇場。「National Theatre」とありますよね。

「-re」とつづるのがイギリス英語、「-er」とつづるのがアメリカ英語の特徴です。

というわけで今回は、

  • イギリス英語とアメリカ英語の単語のスペルの違い比較

をお届けします!

私たちが日本で受ける英語教育はほとんどの場合アメリカ英語が基本です。

スペルの違いを学習することで、イギリス滞在中やイギリスのメディアや本で目にする単語も理解しやすくなります。

また、イギリス英語圏の相手と仕事をするときに、相手に合わせたスペリングでコミュニケーションを取ることができます。

小さなことかもしれませんが、比較的簡単に対応できることですし、相手に対するひとつの礼儀として考えるといいかなと思います。

イギリス英語とアメリカ英語のスペルの違いは?

イギリス英語とアメリカ英語にはスペル(つづり)の違いがあります。

スペルの違いがどのようなものかというと、「単語の一部のつづり方がそれぞれ違う。ただ、どちらのスペルであっても意味しているもの/ことは同じ」という範囲です。

一方で、イギリス英語では「スニーカー」のことを「トレーナー」と呼ぶように、イギリス英語とアメリカ英語で使われる単語が全然違うこともあります。

そのほか、ロンドンの地下鉄で使われるイギリス英語や、イギリスの階数の数え方などにも違いがあるのでおもしろいですね。

でも今回は、意味が同じでスペルが違うものをまとめてご紹介します!

イギリス英語とアメリカ英語のスペルの違い単語一覧

それぞれのスペルのルールの違いと、よく使う単語をみていきましょう。

[イギリス英語:-re ] と [アメリカ英語:-er ]

日本語イギリス英語アメリカ英語
中心街/センターcentrecenter
劇場theatretheater
ファイバーfibrefiber
メートルmetremeter 
キロメートルkilometrekilometer 
リットルlitreliter

語尾のスペルが、[-re]か[-er]かの違いです。

[イギリス英語:-ogue ] と [アメリカ英語:-og ]

日本語イギリス英語アメリカ英語
カタログcataloguecatalog
ダイアログdialoguedialog

語尾のスペルが、[-ogue]か[-og] かという違いです。

[イギリス英語:-t ] と [アメリカ英語:-ed ]

日本語イギリス英語アメリカ英語
焼けたburntburned
夢をみたdreamtdreamed
習ったlearntlearned

動詞の過去形&過去分詞の語尾のスペルが、[-t]か[-ed] かという違いです。

[イギリス英語:-se ] と [アメリカ英語:-ze ]

日本語イギリス英語アメリカ英語
分析するanalyseanalyze
謝罪するapologiseapologize
強調するemphasiseemphasize
記憶するmemorisememorize
実現するrealiserealize

動詞の語尾が、[-se]か[-ze]かの違いです。

[イギリス英語:-ll ] と [アメリカ英語:-l ]

日本語イギリス英語アメリカ英語
旅行したtravelledtraveled
燃料を入れたfuelledfueled
カウンセリングcounsellingcounseling
カウンセラーcounsellorcounselor

lのスペルが、[-ll]か[-l]かの違いです。

[イギリス英語:-l ] と [アメリカ英語:-ll ]

日本語イギリス英語アメリカ英語
上手いskilfullskillfull
満たすfulfilfulfill
登録enrolmentenrollment

ひとつ上のと混乱してしまいそうですが、lのスペルが、[-l]か[-ll]かの違いです。

[イギリス英語:-our ] と [アメリカ英語:-or ]

日本語イギリス英語アメリカ英語
colourcolor
お気に入りのfavouritefavorite
flavourflavor
労働labourlabor
近所neighbourneighbor
うわさrumourrumor

単語の一部が、[-our] か[-or]かという違いです。

[イギリス英語:-ce ] と [アメリカ英語:-se ]

日本語イギリス英語アメリカ英語
防衛defencedefense
認可licencelicense
練習practicepractise
攻撃offenceoffense

語尾のスペルが、[-ce]か[-se]かの違いです。

[イギリス英語:-oe/-ae]と[アメリカ英語:-e]

日本語イギリス英語アメリカ英語
百科事典encyclopaediaencyclopedia
中世mediaevalmedieval

スペルが、[-oe/ae]か[-e]かの違いです。

[イギリス英語:-que ] と [アメリカ英語:-ck/-k ]

日本語イギリス英語アメリカ英語
小切手chequecheck

語尾のスペルが、[-que]か[-ck] かという違いです。

さまざまなスペルの違い

イギリス英語 whilst

上のルールには当てはまりませんが、よく見かけるイギリス英語とアメリカ英語のスペルの違いをまとめました。

日本語イギリス英語アメリカ英語
居心地のよいcosycozy
ママmummom
口ひげmoustachemustache
パジャマpyjamaspijamas
専門、名物specialityspecialty
〜の間whilstwhile
エイジングageingaging
グレーgreygray
ウィスキーwhiskywhiskey
ドラフトビールdraught beerdraft beer
プログラムprogrammeprogram
タイヤtyre tire 
飛行機aeroplaneairplane

イギリス英語とアメリカ英語のスペルの違いのまとめ

今回は、イギリス英語とアメリカ英語のスペルの違いをご紹介しました。

スペルの違いは、単語そのものが違うわけではないので意味が分からないということはないと思いますが、イギリス英語、アメリカ英語それぞれの特徴として知っておいて損はないと思いますよ。

-->