- 英語学習の全体像
- 何からどの順番で学ぶと英語が使えるようになるのか
について、ひとつずつ丁寧に解説していきます!
英語学習の情報がたくさんありすぎて、何からどうやればいいのか迷ってたあなた、必見です。
英語学習の全体像
英語学習は大きく2つのフェーズがあります。
- 英語の基礎を身につける
- 基礎の運用能力をつける
それぞれ何を意味しているのか、解説していきます!
フェーズ1. 英語の基礎を身につける
まず、英語の基礎とは次のようなことです。
- 発音
- 語彙(単語や動詞句、イディオムなどの表現)
- 文法
発音を練習する、単語や文法の規則を覚える、練習問題を解くなど、英語そのものを理解していく学習が最初の段階です。
独学での英語基礎の学び方は、発音・単語・文法学習法にまとめていますので、参考にしてみてください。
フェーズ2. 英語の運用能力を身につける
英語の基礎が身についたら、次は英語の運用能力をつけていきます。
英語の運用能力とは、いわゆる「言語の4技能」といわれるもの。
- 読む
- 聞く
- 話す
- 書く
つまり、英語を使って何かをするスキルをそれぞれ磨くというフェーズです。
- 英語でネット記事、SNSを読んで趣味や仕事の情報を得る
- 本を読む
- 好きなテーマのポッドキャストを聞く
- 映画や動画をみる
- SNSを英語で投稿
- 英語でアプリゲームをする
つまり、あなたが好きなことや興味のあることを、日本語だけでなく英語でも実践できるということです。
このために必要な4技能を身につけていくフェーズです。
言語の4技能はどれから学ぶべき?
第二言語習得研究において、すでに母語を身につけた大人が第二言語(つまり今回の場合は英語ですね)を習得するときは、次の順序で学習に重点を起きながら進めるのがいいといわれています。
- 語彙・文法・発音の知識(基礎知識)を学ぶ
- 読む・聞くスキル(受け取って理解する)を鍛える
- 話す・書くスキル(自ら作り出し発する)を鍛える
つまり、4技能の学ぶ順番は、「読む・聞く」 →「 話す・書く」の流れがおすすめです。
例えば、語彙や文法の知識が不足してれば、英文を理解するのは難しい。英語の音をよくわかっていなければ、英語の聞き取りもきびしい。
リーディングやリスニングスキルの習得効率は低くなるので、やはり基礎知識は最初に入れておいたほうがいいという考えです。
一方、話す・書くという行動は、あなたの今もっている知識をアウトプットすることですよね。
読む・聞くという受動的な行動より、負荷が重い。
ですので、外国語である英語も、負担が軽い方から身につけるほうが無理がないんです。
英語の基礎能力がないと...
この学習順番にまだピンとこない場合は、こう考えてみてください。
例えばあなたの友人が、
- バタ足や手の掻き方、呼吸法が身についていないのに、いきなりプールで25m泳ごうとしている
- ピアノのどの鍵盤がどの音を出すか把握できていない、指の使い方がわかっていないのに、いきなり曲を両手で弾こうとしている
そんな状態なら、「いやいや、先にバタ足でしょ。先に指鳴らしでしょ。」って言いますよね。
もちろん「とりあえず飛び込んでみて、がむしゃらに英語を話してみる」「がむしゃらに泳いでみる」「がむしゃらに曲を弾いてみる」それでもいつかはできるようになるかもしれない。
でも、時間がかかります。どれだけ時間がかかるかわからないし、到達できる保証もありません。
やはり、急がば回れ。
仕事や家事育児で毎日忙しい中で英語を身につけていくには、基礎を入れてからどんどん使っていく。
この流れで英語を学ぶ方が時間やお金を無駄にしません。
英語学習の全体像をわかりやすく!社会人の英語勉強は何から始める?のまとめ
今回は、英語学習の全体像について解説しました。
- まずは、英語の基礎(発音・単語・文法)を身につける
- 次に、基礎の運用能力(読む・聞く・話す・書く)を身につける
- 言語の4技能は、「読む・聞く」→「話す・書く」の順がおすすめ
英語を今度こそ使えるようになりたいなら、英語の基礎を入れることから始めましょう!